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犬と猫の熱中症対策について| 応急処置・予防方法を解説2024年06月05日

暑い季節が訪れると、私たち飼い主だけでなく、犬や猫も熱中症の危険が高まります
犬や猫は人間のように汗をかいて体温を調整することができないため、特にこの時期は、暑さへの対策が非常に重要です。

今回は、愛犬や愛猫を熱中症から守るための具体的な方法をご紹介します。

■目次
1.熱中症になったときの症状
2.最悪の場合のリスク
3.熱中症の応急処置
4.熱中症になりやすい犬種・猫種
5.熱中症の予防方法
6.まとめ

熱中症になったときの症状


犬や猫が熱中症に陥ると、以下のような症状が現れることがあります。暑い日が続く中で、これらの兆候を敏感に捉え、すぐに対応しましょう。

異常な呼吸:ハアハアと激しく息をする
行動の変化:ぐったりとした様子や歩行困難
体の異常:よだれの増加、舌や歯茎が赤くなる
消化器症状:嘔吐や下痢をする

これらの症状を見つけ次第、迅速に対応することが命を守るためには不可欠です。

 

最悪の場合のリスク


熱中症は急速に進行し、症状が重度になると命に危険が及ぶこともあります。特に、脳への影響が大きく、死に至る原因となることも少なくありません。
このため、初期の兆候を見逃さず、迅速に対応することが非常に重要です。

 

熱中症の応急処置


もし愛犬や愛猫が熱中症の症状を示した場合は、以下の応急処置を行い、すぐに獣医師の診察を受けることが重要です。

1、涼しい場所へ移動:直射日光の当たらない、風通しの良い涼しい場所に移動させてください。

2、体温の冷却:冷水で濡らしたタオルを使用し、体を優しく包み込むようにして体温を下げましょう。特に、大きな血管が通る脇の下や内股、首元を冷やすと体温が効果的に下がります。

3、水分補給:意識がある場合は、少しずつ水を飲ませてください。ただし、無理に飲ませると誤って気道に水が入る危険がありますので、注意してください。

これらの対応を行った後、速やかに動物病院に連絡し、獣医師の指示に従ってください。早期の対応が、愛犬や愛猫の健康を守るためには不可欠です。

 

熱中症になりやすい犬種・猫種


短頭種の犬や猫は、鼻が短く気道が狭いため、体温を効率的に調節することが難しく、熱中症になりやすい傾向があります。
犬ではブルドッグ、パグ、ボクサーが、猫ではペルシャ猫やヒマラヤンがこれに該当します。

さらに、寒冷地域原産や長毛種の犬猫も高温多湿の環境には弱く、熱中症のリスクが高くなります。犬で言うとシベリアンハスキー、秋田犬、セントバーナードが、猫ではメインクーン、ラグドール、ノルウェージャンフォレストキャットが当てはまります。

しかし、犬種や猫種に関わらず、どの動物も熱中症のリスクがあるため、注意が必要です。
特に、肥満や高齢、持病のある犬や猫はさらにリスクが高まるため、より一層気を配ることが大切です。

 

熱中症の予防方法


愛犬や愛猫を熱中症から守るためには、日頃から以下のような予防策を実施することが重要です。

室内環境の調整気温が25℃以上になると危険が増すため、エアコンや扇風機を活用して室温を快適に保つことが大切です。

適切な水分補給:新鮮な水を常に用意し、いつでも水を飲める環境を作りましょう。
また、ウェットフードを取り入れることによって、食事からも水分を摂取することが可能です。

散歩の工夫:早朝や夕方など、日が落ちて涼しくなる時間帯に散歩を行うことで、直射日光や高温時のリスクを避けることができます。
また、散歩前には地面の温度を手で確認し、熱くなっているアスファルトでの長時間歩行を避けることが大切です。

 

まとめ


熱中症は犬や猫にとって非常に危険な状態です。愛犬や愛猫が安全で快適に夏を過ごせるよう、正しい知識と対策を持つことが重要です。
愛犬や愛猫の異常な行動や体調の変化に気付いたら、すぐに対応することが命を守る鍵となります。

 

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