リアンアニマルクリニック

リアンアニマルクリニック

〒285-0854千葉県佐倉市上座684-1 エステート弐番館102号

043-235-7835
お電話対応時間 9:00?19:00
(水曜・祝日と日曜午後休診)


最新情報

犬の狂犬病、フィラリア症、ノミ・マダニ┃概要や予防の重要性について2024年03月08日

犬との生活を楽しむ飼い主様にとって、愛犬の健康管理は非常に重要です。
狂犬病の予防接種はその一つであり、毎年欠かさずに受けることが義務付けられています。また、フィラリア症やノミ・マダニ寄生といった病気に対しても、定期的に予防接種や飲み薬などで予防をしているという飼い主様も多いでしょう。

今回は、代表的な病気である狂犬病、フィラリア症、ノミ・マダニ寄生について概要や予防の重要性についてお伝えします。

■目次
1.狂犬病の概要、症状、予防の重要性について
2.フィラリア症の概要、症状、予防の重要性について
3.ノミ・マダニの概要、症状、予防の重要性について
4.まとめ
5.予防法やご家庭での注意点

狂犬病の概要、症状、予防の重要性について


狂犬病は、ウイルスによって引き起こされる感染症であり、犬だけでなく、人間にも感染する危険があります。日本では「狂犬病予防法」により、飼い主様に対して愛犬の予防接種が法律で義務付けられています

狂犬病の初期症状は、発熱、頭痛、不快感など、特定しにくい症状が見られます。しかし、病気が進行すると、深刻な神経症状が現れます。これには、過度の興奮、攻撃的行動、錯乱状態、水を恐れる症状(水恐怖症)、さらには麻痺に至ることもあります。狂犬病が発症した場合、ほとんどの場合が致命的であり、現在のところ治療法はありません

予防のためには年に1回の予防接種が必要です。現在、日本は数少ない狂犬病の清浄国ですが、外国ではまだまだ狂犬病が発生しているため、輸入感染の危険に常にさらされていると考え必ず予防接種を受けましょう。
さらに、愛犬を野生動物との接触から避けるようにし、散歩時にはリードをしっかりと管理しましょう。

 

フィラリア症の概要、症状、予防の重要性について


フィラリア症は、蚊を介して感染する寄生虫病であり、「犬糸状虫」という寄生虫が心臓や肺の血管内に寄生し、重篤な健康問題を引き起こす病気です。
予防薬が普及するひと昔前は犬の死因の大多数を占めていました。

代表的な症状は咳や呼吸困難、腹水貯留や血尿などで、突然死することもあり、一度感染してしまうと治療が難しい病気で犬の寿命を縮めます。

しかし、フィラリア症は、蚊が出はじめる時期に合わせて毎月1回予防薬を飲むことでほぼ100%予防できます。犬が健康に長生きするためにもフィラリアの予防は欠かさず行いましょう。

 

ノミ・マダニの概要、症状、予防の重要性について


ノミとマダニはどちらも犬の皮膚に寄生し、血を吸う外部寄生虫です。ノミに咬まれるとその部位の腫れや脱毛を引き起こすだけでなく、ノミアレルギー性皮膚炎を発症することもあります。大量に寄生されると貧血になるケースもあります。
マダニはさらに恐ろしく、ライム病やバベシア症、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など、人間にも感染する可能性のある重篤な疾患を媒介します。

ノミ・マダニの予防には、飲み薬やスポット薬が効果的です。効果の持続期間はそれぞれの薬によって異なるため動物病院で相談しましょう。

 

まとめ


今回の記事では狂犬病、フィラリア症、ノミ・マダニの概要と予防についてお伝えしました。予防の必要な病気や時期は地域によって違いがありますので、ご不安なことがあればかかりつけの動物病院に相談しましょう。
予防接種や予防薬などを忘れずに、愛犬を病気から守り、幸せな時間を過ごしましょう。

 

 

ユーカリが丘駅から徒歩6分、千葉県佐倉市の動物病院なら「リアンアニマルクリニック」

診療案内はこちらから

 

記事一覧へ