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犬や猫がお尻を地面に擦りつける理由とは?よくある原因と受診の目安2026年05月01日

犬や猫がお尻を床や地面にこすりつける様子を見て、なぜそういった行動をとるのか気になったことはありませんか?

一見すると可愛らしい仕草にも見えますが、この行動は単なる癖ではなく、お尻まわりの違和感やかゆみを表すサインであることが少なくありません。原因はひとつではなく、軽いトラブルから医療的な対応が必要な状態までさまざまです。そのため「よくあること」と様子を見てしまうことで、状態が進んでしまうケースもあります。

今回は、犬や猫がお尻を地面に擦りつける理由と考えられる主な原因、受診の目安について詳しくご紹介します。

■目次
1.犬や猫がお尻を地面に擦りつける理由
2.主な原因
3.放置するとどうなる?注意したいリスク
4.受診を考えたいタイミングの目安
5.まとめ|「よくある行動」でも体からのサインかもしれません

 

犬や猫がお尻を地面に擦りつける理由


この行動は、お尻まわりの違和感やかゆみを解消しようとする動きのひとつです。

多くの場合、肛門周囲に何らかの不快感があり、それをこすりつけることで和らげようとしています。一時的に見られるだけで、その後落ち着くようであれば大きな問題でないこともありますが、繰り返し見られる場合や頻度が増えている場合には注意が必要です。

このような行動は「体のどこかに気になることがある」というサインとして捉えることが大切です。

 

主な原因


お尻を擦りつける行動の背景には、いくつかの原因が考えられます。

<肛門嚢(こうもんのう)のトラブル>
最も多く見られる原因のひとつが、肛門嚢のトラブルです。

肛門嚢とは、肛門の左右にある分泌腺で、においのある分泌物がたまる袋状の構造をしています。通常は排便時などに自然に排出されますが、うまく出せない場合には内部に分泌物がたまり、違和感やかゆみの原因になります。

そのままにしておくと炎症(肛門嚢炎)を起こし、さらに進行すると皮膚が破れてしまう「肛門嚢破裂」につながることもあります。

自然に排出することが難しい子も多く、動物病院での処置が必要になるケースも少なくありません。

<寄生虫>
条虫(サナダムシ)などの寄生虫も、肛門周囲の強いかゆみを引き起こす原因になります。特に、ノミの寄生をきっかけに感染することもあるため、生活環境によっては注意が必要です。

<皮膚トラブル>
アレルギー皮膚炎によって、肛門まわりの皮膚にかゆみが出ている場合もあります。この場合は、お尻だけでなく、体の他の部位を気にする様子が見られることもあります。

<その他>
次のような一時的な要因で違和感が出ているケースもあります。

下痢による便の付着
被毛の絡まりや汚れ

ただし、ご家庭では見た目の様子だけで原因を判断することは難しく、複数の要因が関係しているケースも少なくありません。状態に応じた適切な対応につなげるためにも、お尻を擦りつける行動が続く場合は、一度動物病院に相談することをおすすめします。

 

放置するとどうなる?注意したいリスク


「少し様子を見ても大丈夫かな」と迷われることもあるかと思いますが、その間に状態が進んでしまうこともあります。

特に肛門嚢のトラブルでは、

炎症の悪化
強い痛み
腫れや膿の形成
肛門嚢破裂(皮膚に穴があく)

といった状態に進行することがあります。

また、皮膚トラブルや寄生虫が原因の場合も、かゆみが長引いたり、他の部位に広がったりする可能性があります。

一方で、早い段階で対応できれば、比較的軽い処置で済むケースも多く見られます。違和感のサインを見逃さずに早めに対応することで、犬や猫の負担を抑えることにつながります。

 

受診を考えたいタイミングの目安


犬や猫がお尻を擦りつけるときに受診を検討したいサインの一覧。行動が何度も続く、肛門まわりをしきりに舐める、赤みや腫れがある、強いにおいがする、触ると嫌がる、元気や食欲に変化がある場合など

次のような様子が見られる場合は、早めに動物病院で状態を確認することをおすすめします。

お尻を擦りつける行動が何度も続く
肛門まわりをしきりに舐めている
肛門周囲が赤い、腫れている
強いにおいがする
触ろうとすると嫌がる、痛がる
元気や食欲に変化がある

これらの変化が続いているときは「一時的な違和感」ではなく、何らかのトラブルが続いている可能性があります。その子の状態を実際に確認しながら、原因を正しく見極め、必要な処置やケアを考えていくことが大切です。

<日常のケアも動物病院でサポートできます>
特に肛門嚢のトラブルは、見た目だけでは状態を判断しきれず、分泌物のたまり具合や炎症の有無によって対応が変わります。無理にご家庭で対応しようとすると、かえって痛みを与えてしまったり、状態を悪化させてしまうこともあるため注意が必要です。

動物病院では、その子の状態に合わせて肛門嚢の処置(肛門腺絞り)を行うだけでなく、ご家庭でのケアの進め方についてもお伝えすることもできます。「このやり方で合っているのかな」「どのくらいの頻度でケアすればいいのか知りたい」といったお悩みも、どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ|「よくある行動」でも体からのサインかもしれません


犬や猫がお尻を地面に擦りつける行動は、微笑ましい仕草にも思えますが、実際には違和感やかゆみといった体からのサインであることが少なくありません。

その背景には、肛門嚢のトラブルや寄生虫、皮膚トラブルなどさまざまな原因が考えられます。見た目だけで原因を判断することは難しく、ご家庭でのケアだけでは対応しきれないケースもあります。

リアンアニマルクリニックでは、その子の様子や生活環境も含めて丁寧にお話を伺いながら、原因に応じた処置やご家庭でのケアの方法まで含めてご提案しています。気になる様子が続くときは、ぜひ一度ご相談ください。

 

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