佐倉市で犬や猫の皮膚科をお探しの飼い主様へ|つらい皮膚のかゆみや赤みを一緒に解決しませんか?2025年05月07日
愛犬や愛猫の皮膚にかゆみや赤みが見られると、飼い主様は心配しますよね。
皮膚を掻いたり舐めたりする様子を見ると、気になってしまいますし、「できるだけ早く治してあげたい」と感じられる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そういった皮膚トラブルでお困りの飼い主様に向けて、リアンアニマルクリニックでの皮膚科診療の取り組みや、よくある症状についてご紹介します。
■目次
1.犬や猫に見られる皮膚トラブルの主な症状とは?
2.皮膚の病気とその特徴
3.皮膚トラブルに対する診断
4.治療法
5.当院の特徴と皮膚科診療にかける思い
6.愛犬・愛猫を皮膚トラブルから守るためにできること
7.まとめ
犬や猫に見られる皮膚トラブルの主な症状とは?
犬や猫に皮膚トラブルが起こると、さまざまな症状が現れます。以下のような症状でお悩みではないでしょうか?
・かゆみ
・赤み
・腫れ
・脱毛
・湿疹
・フケ
・かさぶた
・ベタつき
・不快なにおい
これらの中でも特に注意が必要なのが「かゆみ」です。
かゆみが強くなると、犬や猫が日常的に体を引っ掻かいたり、手足をかじったりするようになります。こうした行動はストレスの原因になるだけでなく、皮膚を傷つけて別の症状を引き起こすこともあります。
皮膚の病気とその特徴
皮膚の病気と聞くと、まず「アトピー性皮膚炎」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、実際にはそれ以外にもさまざまな病気があり、それぞれに原因や治療方法が異なります。
ここでは、代表的な皮膚の病気とその特徴についてご紹介します。
◆アトピー性皮膚炎
ダニや花粉、ハウスダストなどのアレルゲン(アレルギーの原因物質)が引き金となり、強いかゆみが出る病気です。
特に若い犬に多く見られ、慢性的に症状が続くことがあるため、長期的な管理が必要になるケースもあります。
◆食物アレルギー
特定の食材に対するアレルギー反応で、皮膚にかゆみや赤みが出ることがあります。
診断には、アレルギー検査や「除去食試験」といった方法を用いることが多く、慎重な見極めが重要です。
◆マラセチア性皮膚炎
マラセチアという酵母の一種は、健康な皮膚にも存在していますが、皮膚環境が乱れると異常に増殖し、炎症やかゆみを引き起こすことがあります。
皮膚がベタつきや、独特のにおいがするのも特徴のひとつです。
◆心因性皮膚炎
明確なアレルギーや感染がなくても、ストレスなどの精神的な要因で、過剰なグルーミングや毛をむしる行動が見られることがあります。
その結果、毛が抜けたり、皮膚に傷がついたりすることもあります。
このほかにも、ノミやダニなどの寄生虫、細菌感染、真菌(カビ)による皮膚病なども原因として考えられます。
ただし、皮膚の見た目だけで病気の種類を特定することは難しいため、正確な診断には動物病院での検査が欠かせません。
皮膚トラブルに対する診断
診察ではまず、飼い主様からご自宅での様子を丁寧に伺うことから始まります。
「どの部位がかゆいのか」「いつ頃から症状が出始めたのか」「季節や環境との関係はあるか」などをお聞きし、その情報をもとに病気の可能性を絞り込みます。
そのうえで、必要に応じて皮膚の状態を詳しく調べるための検査を行います。
当院では、「正確な診断こそが、適切な治療につながる」という考えのもと、以下のような検査を実施しています。
◆スクレーピング検査、スタンプ検査
皮膚表面の状態を確認するための基本的な検査です。皮膚の細胞や寄生虫の有無などを顕微鏡で調べます。
◆アレルギー検査(IgE検査、リンパ球反応検査など)
アレルギーが原因かどうかを調べるための検査で、体内の免疫反応を詳しく確認します。
◆除外診断(寄生虫性、細菌性、真菌性の問題を適切に識別すること)
さまざまな皮膚病の可能性を一つずつ丁寧に排除していくことで、原因を特定する方法です。
なお、これらの検査には費用がかかる場合もありますが、すべて飼い主様とご相談のうえで進めておりますので、ご不明な点があれば遠慮なくおたずねください。
治療法
検査によって原因が特定できたあとは、その結果に応じて適切な治療法を検討していきます。
例えば、アレルギーが関係している場合には、その種類に合わせた個別の治療を行います。
<食物アレルギーの場合>
原因となる食材を特定するために、除去食試験や食事療法を実施します。継続的な観察と記録が必要になるため、慎重に進めていきます。
<アトピー性皮膚炎の場合>
薬物療法に加えて、サプリメントや漢方薬、シャンプー療法などを組み合わせて、症状の緩和と再発予防を目指します。
特にアトピー性皮膚炎では、一般的に「まずはステロイドで対処する」というケースが少なくありません。
しかし当院では、安易なステロイドの使用や一時的な対症療法だけでは、根本的な改善にはつながらないと考えています。
そこで当院では、飼い主様としっかりとご相談を重ねながら、愛犬・愛猫の体質や生活環境に合わせたオーダーメイドの治療プランをご提案しています。
私たちが大切にしているのは、症状を一時的に抑えることではなく、長期的な健康と快適な暮らしを支えていくことです。
当院の特徴と皮膚科診療にかける思い
当院の大きな特徴のひとつは、院長が皮膚疾患に関して専門的な知識と経験を持っているという点です。
開院の2年前から皮膚科認定医のもとで集中的に学び、診断や治療法について実践的な経験を積んできました。これまでに得た知識と経験は、的確な診断の進め方や、飼い主様・動物たちに寄り添った治療のご提案につながっていると実感しています。
また、当院では飼い主様の経済的なご負担にも配慮しながら診療を進めてまいります。
検査内容や費用についても丁寧にご説明し、必要に応じて段階的な診断アプローチをご提案することで、ご予算に合わせた柔軟な選択肢をご用意しています。
皮膚科診療は一度の治療で完結することが少なく、継続的なケアが必要になるケースも多いため、無理のない形で長く寄り添える治療を大切にしています。
愛犬・愛猫を皮膚トラブルから守るためにできること
皮膚トラブルを予防するためには、日ごろのケアがとても大切です。
まずは、普段から愛犬・愛猫の皮膚や被毛の状態をよく観察し、清潔な状態を保つことを心がけましょう。
具体的には、以下のようなケアが効果的です。
・定期的な入浴やシャンプーで、皮膚に付着した汚れやアレルゲンを洗い流す
・保湿ケアを行い、皮膚の乾燥を防ぐ
・ブラッシングなどで被毛の通気性を保ち、皮膚の状態を確認する
もしご自宅でのケアが難しい場合には、トリミングサロンの利用もおすすめです。
専門のスタッフによるケアで、皮膚の状態を整えるとともに、トラブルの早期発見にもつながります。
毎日のちょっとした気づきや習慣が、愛犬・愛猫の健康を守る第一歩になります。
「なんとなくいつもと違うかも」と感じたら、早めに動物病院へご相談ください。
まとめ
皮膚のかゆみや赤みは、愛犬・愛猫にとって大きなストレスとなり、生活の質(QOL)を低下させる原因にもなります。
そのため、早期発見・早期治療がとても大切です。
しかし、皮膚科を専門的に診られる動物病院は多くはなく、どこに相談すればよいか迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
特に佐倉市にお住まいの飼い主様は、ぜひ今回の記事を参考にしていただき、皮膚トラブルにお悩みの際にはお気軽に当院までご相談ください。
愛犬・愛猫が少しでも快適に過ごせるよう、私たちがしっかりとサポートいたします。
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