冬は犬や猫の体調変化やトラブルに要注意!ご家庭でできる寒さ対策と健康ケアのポイント2026年01月01日
冬になると体調を崩したりトラブルが増えるのは、人だけでなく犬や猫でも同じです。「毛皮があるから寒さに強い」と思われがちですが、実際には寒さや乾燥の影響を受けやすい季節でもあります。
特にシニア期の子や持病(心臓・腎臓・関節など)がある場合は、わずかな温度変化が体調に直結することもあるため、毎日の寒さ対策や室温管理がとても大切になります。
今回は、冬に多い体調トラブルの特徴と、ご家庭でできる予防・ケアの方法をご紹介します。

■目次
1.冬に多い体調トラブルとその原因
2.冬の健康を守るための予防と環境づくり
3.洋服は必要? 着せる・着せないの判断基準
4.まとめ
冬に多い体調トラブルとその原因
冬は、私たちと同じように犬や猫の体も冷えや乾燥の影響を受けやすくなります。「いつもより元気がないかも…」「最近、水を飲む量が減った?」などの小さな変化が、実は体調不良のはじまりだったというケースも少なくありません。
ここでは、冬に特に増えるトラブルをご紹介します。
◆おなかの不調
寒さによって代謝が変わったり、消化機能が低下することで、フードを残す・下痢や嘔吐が続くなどの症状が見られることがあります。特にシニアの子では、食欲低下がそのまま体力の落ち込みにつながるため注意が必要です。
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◆関節のこわばり・動きにくさ
気温が下がると筋肉や関節がこわばりやすくなり「散歩に行きたがらない」「立ち上がりに時間がかかる」といった様子がみられることがあります。寒さで痛みが強まることもあり、シニアや関節疾患のある子ではより気を配りたいポイントです。
◆泌尿器のトラブル
冬は飲水量が減ることで尿が濃くなり、膀胱炎や尿路結石が増える季節です。特に猫は影響を受けやすく「トイレの回数が増えた」「少ししか出ない」といった変化がある場合は、早めの受診をご検討ください。
◆乾燥による皮膚トラブル・静電気
暖房で皮膚が乾燥するとバリア機能が弱まり、かゆみ・フケ・赤みなどが現れることがあります。静電気がストレスになってしまう子もいて、冬は皮膚トラブルの相談が増える時期です。
◆呼吸器のトラブル
湿度が下がるとウイルスが広がりやすくなり、気管支炎や肺炎などの呼吸器疾患が増える傾向があります。「咳が増えた」「呼吸が浅い」などのサインが見られたら、早めにご相談ください。
特に 心臓・腎臓・関節などに慢性疾患のある子やシニアの子 は、寒さによるストレスが体調に直結しやすい季節です。「元気」「食事」「排泄」「動き」といった、日常の小さな変化を早めにキャッチしてあげることが、冬の健康維持の第一歩になります。
冬の健康を守るための予防と環境づくり
冬を快適に過ごすためには、日々の体調チェックに加えて、生活環境を整えることも大切です。ここでは、ご家庭で無理なく取り入れられる冬の工夫をご紹介します。
<快適な室温・湿度の目安>

犬や猫が心地よく過ごせる環境の目安は次のとおりです。
・室温:22〜25℃
・湿度:50%前後
犬では小型犬・短毛種・シニアの子は特に冷えやすく、猫では乾燥により皮膚や呼吸器の不調が出やすくなります。その子の体質や年齢に合わせて、温度・湿度の調整を心がけましょう。
「寒くない」「乾燥しすぎない」「自由に動ける」この3つが整うことで、冬のストレスはぐっと軽減できます。
<冬の環境づくりで気をつけたいポイント>
ちょっとした工夫でも、犬や猫の負担は大きく変わります。
◆暖房の当たりすぎに注意
暖房の前は局所的に温度が上がり、低温やけどの原因になることもあります。直接温風が当たらないように調整し、部屋全体がふんわり温まるように意識しましょう。
◆ベッドは床から少し浮かせると快適に
床の冷気は体を冷やします。ベッドを台に乗せたり、厚めのマットを敷いたりするだけでも負担軽減につながります。
◆留守中の急な冷え込み対策
エアコンのタイマーや断熱マットなどを活用し、室温の急降下を防ぎましょう。
◆飲水量アップの工夫
冬はどうしても水を飲む量が減りがちです。ぬるま湯にする、暖かい場所に水皿を置くなど、少しの工夫で飲水量を確保しやすくなります。
<健康診断で「見えない変化」もチェック>
環境を整えていても、冬は体調が揺らぎやすい季節です。内臓や関節の変化は見た目では分かりにくいため、定期的な健康診断で状態を確認しておくとより安心です。
動物病院の診察では、生活の中では気づきにくい小さな変化もキャッチできる場合があります。「いつもどおり」に見える子でも、冬場は一度チェックしておくことをおすすめします。
洋服は必要?着せる・着せないの判断基準

冬になると「洋服を着せたほうがいい?」とご相談をいただくことが増えます。
洋服は単なる“おしゃれ”ではなく、体を冷えから守り、体調を整えるための大切な選択肢になることがあります。ここでは、着せたほうが良いケース・避けたほうがよいケースの目安をご紹介します。
<洋服が有効なケース>
次のような子には、洋服が寒さ対策として役立つことがあります。
・シニア犬・シニア猫(体温調節が苦手になりやすい)
・短毛種・小型犬・体脂肪が少ない子(冷えに弱い)
・持病がある子(心臓・腎臓・関節など)
・外出時や、暖房が届きにくい室内での冷え対策が必要なとき
体が冷えると、関節のこわばりや内臓の不調が出やすくなるため、洋服で上手に保温してあげると負担が和らぎます。
<着せない方がよいケース>
一方で、洋服がストレスや不調につながる場合もあります。
・元気な成犬・成猫や長毛種
・動きを制限されるのが苦手な子
・蒸れや静電気で皮膚トラブルを起こしやすい子
特に、蒸れや摩擦、静電気は皮膚症状の悪化につながるため、素材選びにも注意が必要です。
<はじめて洋服を着せるときのポイント>
洋服が体に合っているかどうかは、実際に着てみないと分からないこともあります。はじめての場合は、次の点を必ずチェックしましょう。
・動きにくそうにしていないか
・体が熱くなりすぎていないか(特に暖房中)
・サイズがきつすぎないか・擦れていないか
短時間の着用から始め、慣らしながら見守ってあげてください。
まとめ
冬は寒さや乾燥の影響で、犬や猫の体調がゆらぎやすくなる季節です。「なんとなく元気がない」「水をあまり飲まない」「いつもより動きが鈍い」といった小さな変化も、体からのサインであることがあります。
異変に気づいたタイミングでご相談いただくことで、病気の早期発見・早期治療につながり、大きなトラブルを未然に防げることも少なくありません。リアンアニマルクリニックでは、生活環境や性格、その子の体質に合わせたケア方法をご提案し、安心して冬を過ごせるようにサポートしています。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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