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犬や猫が水をよく飲む・尿が多いのは病気のサイン?多飲多尿で考えられる原因と受診の目安2026年09月21日

「水を入れてもすぐになくなる」
「トイレシートの交換が増えた」
「猫砂の固まりが以前より大きい気がする」

犬や猫と暮らしていると、こうした日常の変化から「いつもと違うかもしれない」と感じることがあります。

水を飲む量や尿の量は、気温や食事内容、運動量などによって変わることもあります。しかし、明らかに飲水量が増えている、尿の量が多い状態が続いている場合は、体の中で何らかの変化が起きているサインかもしれません。

今回は、犬や猫の多飲多尿で見られるサインや、背景にある病気、動物病院に相談したい目安について解説します。

■目次
1.多飲多尿とは?日常で気づきやすい変化
2.水をよく飲む・尿が多いときに考えられる病気
3.ご家庭で見ておきたいポイント
4.こんなときは早めに相談を
5.リアンアニマルクリニックでできること
6.まとめ|水を飲む量や尿の変化は、体からのサインかもしれません

 

多飲多尿とは?日常で気づきやすい変化


多飲多尿とは、水を飲む量が増え、尿の量も多くなる状態を指します。飲水量や尿量はその日の気温や食事内容によっても変わりますが、次のような変化が続く場合は注意が必要です。

水の減りが早くなった
何度も水を飲みに行く
尿の量が増えた
トイレシートがすぐにいっぱいになる
猫砂の固まりが大きくなった
排尿回数が増えた
夜間にもトイレに行くようになった

水を飲む量や尿の様子は、普段の状態を知っているからこそ、変化に気づきやすいものです。毎日一緒に過ごす飼い主様が感じる「いつもと違うかも」という違和感は、体調の変化に気づく大切な手がかりになることがあります。

 

水をよく飲む・尿が多いときに考えられる病気


多飲多尿は、さまざまな病気で見られる症状です。ここでは、代表的な病気をいくつかご紹介します。

<腎臓病>
腎臓は、体の中の老廃物を尿として排出したり、体内の水分バランスを調整したりする役割を持っています。

腎臓の働きが低下すると、尿を濃くする力が弱くなり、薄い尿が多く出ることがあります。その結果、失われた水分を補うために水をよく飲むようになります。

特に猫では慢性腎臓病が比較的多く見られ、シニア期に気づかれることも少なくありません。

猫の慢性腎臓病についてはこちらから
犬の慢性腎不全についてはこちらから

<糖尿病>
糖尿病では、血液中の糖が増えることで尿に糖が出るようになり、尿の量が増えることがあります。尿として水分が多く出ていくため、のどが渇きやすくなり、水を飲む量も増えます。

多飲多尿のほかに、食欲があるのに体重が減る元気がない毛づやが悪くなるといった変化が見られることもあります。

猫の糖尿病についてはこちらから
犬の糖尿病についてはこちらから

<クッシング症候群>
クッシング症候群は、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることで起こる病気です。犬で比較的多く見られ、多飲多尿の代表的な原因のひとつです。

水をよく飲む、尿が多いといった変化のほか、お腹がふくらんで見える皮膚が薄くなる毛が抜ける息が荒くなるなどの症状が見られる場合もあります。

犬のクッシング症候群についてはこちらから

<その他の病気や体の変化>
多飲多尿は、肝臓の病気子宮蓄膿症甲状腺の病気薬の影響などで見られることもあります。また、病気ではなくても、暑い季節や運動後、ドライフード中心の食事などによって一時的に飲水量が増えることもあります。

犬の甲状腺機能低下症についてはこちらから
猫の甲状腺機能亢進症についてはこちらから

ただし、見た目だけで一時的な変化か病気によるものかを判断することはできません。水を飲む量や尿の量の変化が続く場合は、早めに動物病院で相談することが大切です。

 

ご家庭で見ておきたいポイント


犬や猫が水をよく飲む・尿が多いときに自宅で観察すべき項目(時期、飲水量、尿量、体重、体調)と計測方法を説明したイラスト

「水をよく飲む気がする」と感じたときは、受診前にご家庭での様子を少し記録しておくと、診察時の参考になります。特に見ておきたいのは、次のようなポイントです。

いつ頃から水をよく飲むようになったか
1日にどれくらい水を飲んでいるか
尿の量や回数が増えているか
食欲や体重に変化があるか
嘔吐や下痢、元気の低下がないか

飲水量を測る場合は、1日に入れた水の量と残った水の量を確認すると、おおよその量が分かります。多頭飼育の場合は、どの子がどれくらい飲んでいるか分かりにくいため、トイレの様子や体重変化もあわせて見るとよいでしょう。

尿の状態を確認するために、可能であれば尿を持参していただくと検査につなげられる場合があります。採尿が難しい場合は無理をせず、来院時にご相談ください。

尿検査・採尿方法についてはこちらから

 

こんなときは早めに相談を


腎臓病や糖尿病、クッシング症候群などは、早い段階で気づくことで、その後の治療や管理につなげやすくなる病気です。特に、次のような変化が見られる場合は、一度動物病院へ相談することをおすすめします。

水を飲む量が明らかに増えた
尿の量や回数が増えている
食欲があるのに体重が減っている
元気がない
嘔吐や下痢がある
毛づやや皮膚の状態が変わってきた
シニア期に入り、飲水量や尿量の変化が気になる

多飲多尿の原因を調べるためには、血液検査や尿検査、必要に応じてエコー検査などを行います。検査によって、腎臓や肝臓の状態、血糖値、尿の濃さ、炎症の有無などを確認していきます。

また、健康診断で以前の数値が残っている場合は、過去の結果と比べることで変化に気づきやすくなります。今の状態だけでなく、経時的な変化を見ることも大切です。

健康診断結果の見方についてはこちらから

 

リアンアニマルクリニックでできること


リアンアニマルクリニックでの問診・必要な検査・結果説明・診療相談など多飲多尿に対する診察の流れを説明したイラスト

リアンアニマルクリニックでは、水をよく飲む、尿が多いといった日常の変化についても、いつ頃から気になっているのか、食事やトイレの様子に変化があるのかなどを伺いながら診察を行っています。

多飲多尿は、ひとつの病気だけで起こる症状ではありません。その子の年齢や体重、食事内容、生活環境、これまでの検査結果などをふまえながら、血液検査や尿検査、必要に応じた画像検査などを検討していきます。

検査を行った場合は、数値や所見だけをお伝えするのではなく、その結果を今後の生活や経過観察にどうつなげるかも含めて、できるだけ分かりやすくご説明しています。

「水の減りが早い気がする」「尿の量が増えたかもしれない」など、気になる変化が続いている場合は、まずは一度ご相談ください。

 

まとめ|水を飲む量や尿の変化は、体からのサインかもしれません


多飲多尿は、腎臓病や糖尿病、クッシング症候群など、さまざまな病気で見られることがあります。一時的な変化に見える場合でも、続いているときは早めに状態を確認しておくことが大切です。

リアンアニマルクリニックでは、日常の小さな変化も大切な手がかりとして、その子の状態に合わせた診察や検査をご提案しています。水を飲む量や尿の量が気になるときは、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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