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犬や猫の健康診断結果の見方とは?血液検査・レントゲン・エコーでわかること2026年09月01日

犬や猫の健康診断の結果を見て「この数値は大丈夫なのかな」「レントゲンやエコーでは何がわかるのだろう」と気になったことはありませんか?

健康診断では、血液検査やレントゲン検査、エコー検査などを組み合わせることで、体の状態をさまざまな角度から確認できます。

今回は、犬や猫の健康診断で行う血液検査、レントゲン検査、エコー検査でわかることや、結果を見るときに大切にしたい考え方について解説します。

■目次
1.健康診断の結果は「点」ではなく「線」で見ることが大切
2.血液検査でわかること|内臓の働きや全身状態を確認する
3.レントゲン検査でわかること|骨格や胸・おなかの全体像を見る
4.エコー検査でわかること|臓器の内部や動きを確認する
5.健康診断の結果を日常のケアにつなげるために
6.まとめ|健康診断の結果をその子のこれからに生かすために

 

健康診断の結果は「点」ではなく「線」で見ることが大切


健康診断の結果を見るときは、ひとつの数値だけで良い・悪いを判断するのではなく、過去の結果と比べて変化を見ていくことが大切です。

例えば、同じ「基準値内」の結果であっても、前年より少しずつ数値が上がっている場合は、体の中で何らかの変化が起き始めている可能性があります。反対に、基準値から少し外れていても、その子にとっては以前から同じ傾向が続いている場合もあります。

また、犬や猫は動物病院で緊張しやすく、検査時のストレスによって一部の数値が一時的に高く出ることもあります。そのため、検査結果は数値だけでなく、普段の様子や食欲、体重、年齢、生活環境などとあわせて考える必要があります。

健康診断の結果を飼い主様も理解しておくことで、「去年と比べてどう変わったか」「日常生活でどこを見ておくとよいか」がわかりやすくなります。獣医師と検査結果を一緒に確認することは、その子の変化に早く気づくための大切な手がかりになります。

猫の飼い主が過去の健康診断結果と今年のデータを比較し経年変化をチェックしているイラスト

血液検査でわかること|内臓の働きや全身状態を確認する


血液検査では、体の中で起きている変化を数値として確認できます。見た目には元気そうに見える犬や猫でも、血液検査によって内臓の働きや炎症、貧血などのサインがわかる場合があります。

🔶肝臓の数値
肝臓に関係する項目では、肝臓の負担胆道系の変化などを確認します。数値が高い場合でも、一時的な変化なのか、継続している変化なのかによって考え方が変わります。

🔶腎臓の数値
腎臓の働きに関係する項目では、老廃物を体の外へ出す力脱水の影響などを確認します。特にシニア期の犬や猫では、腎臓の変化が少しずつ進むこともあるため、過去の結果との比較が大切です。

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🔶血糖値
血糖値は、糖尿病などの確認に役立つ項目です。ただし、猫では緊張によって血糖値が一時的に上がることもあるため、結果の解釈には注意が必要です。

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🔶貧血や炎症の有無
赤血球や白血球などの数値を見ることで、貧血炎症感染の可能性を確認できます。体調不良の原因を探る手がかりになることもあります。

血液検査は、体の内側の変化を知るうえでとても役立つ検査です。ただし、数値だけで原因がはっきりわかるとは限らないため、必要に応じて画像検査や尿検査などと組み合わせて状態を見ていきます。

 

レントゲン検査でわかること|骨格や胸・おなかの全体像を見る


レントゲン検査では、体の中の形や大きさ、位置関係を画像で確認します。血液検査が数値で体の状態を見る検査だとすると、レントゲン検査は体の中の「全体像」を把握するための検査です。

🔶胸部のレントゲン検査
心臓の大きさ肺の状態気管の様子どを確認します。咳がある場合や、呼吸の変化が気になる場合、シニア期で心臓や肺の状態を確認したい場合などに役立ちます。

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🔶腹部のレントゲン検査
胃腸にガスがたまっていないか臓器の大きさに変化がないか結石が疑われる所見がないかなどを確認します。食欲不振や嘔吐、便通の変化がある場合にも参考になります。

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🔶骨や関節のレントゲン検査
足を引きずる、立ち上がりづらい、段差を嫌がるといった変化がある場合、骨や関節の異常を調べる手がかりになります。

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一方で、レントゲン検査だけでは臓器の内部の細かな状態まではわからないこともあります。そのため、必要に応じてエコー検査などを組み合わせながら、より詳しく状態を確認していきます。

 

エコー検査でわかること|臓器の内部や動きを確認する


エコー検査は、超音波を使って体の中を確認する検査です。レントゲン検査ではわかりにくい臓器の内部構造や、動きのある変化を確認できることが特徴です。

🔶腹部のエコー検査
肝臓、胆のう、腎臓、副腎、膀胱、胃腸、脾臓などの状態を確認します。臓器の大きさや形、内部の変化、しこりや腫れが疑われる所見、胆泥や結石の有無などを見ていきます。

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血液検査で数値の変化が見られた場合に、「その変化がどの臓器と関係していそうか」を確認するためにエコー検査を行うこともあります。例えば、肝臓や胆のうの数値が気になる場合、実際に臓器の見え方を確認することで、今後の経過観察や追加検査の判断につながります。

🔶心臓のエコー検査
心臓の動きや血液の流れ、弁の状態などを確認します。心雑音を指摘された場合や、咳、疲れやすさ、呼吸の変化がある場合には、心臓の状態を詳しく見るために行うことがあります。

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エコー検査は、血液検査やレントゲン検査とあわせて行うことで、より立体的に体の状態を把握しやすくなる検査です。

 

健康診断の結果を日常のケアにつなげるために


動物病院で獣医師が犬の日常生活や様子について飼い主と話し合っているイラスト

ネットで検査項目を検索すると、不安になる情報が目に入ることもあるかもしれません。しかし、検査結果は数値だけで判断するのではなく、その子の年齢や体質、普段の様子、過去の経過とあわせて考える必要があります。

健康診断は、病気を見つけるためだけのものではありません。今の体の状態を知り、これからの生活で何に気をつけるとよいかを考えるための機会でもあります。検査結果から体の状態を把握することで、次の健康診断までにどのような変化を見ておくとよいか、どのような場合に相談した方がよいかも考えやすくなります。

リアンアニマルクリニックでは、検査結果の数値や画像所見だけでなく、普段の様子や生活環境も伺いながら、その子にとって必要なケアや経過観察の方法を一緒に考えていきます。

 

まとめ|健康診断の結果をその子のこれからに生かすために


犬や猫の健康診断では、血液検査、レントゲン検査、エコー検査などを通じて、体の状態をさまざまな角度から確認できます。過去の結果との変化や、その子の年齢、体質、普段の様子を含めて見ることで、健康診断の結果を日常のケアにも生かしやすくなります。

秋は健康診断を受けるよいタイミングです。愛犬・愛猫の今の状態を知り、これからも健やかに過ごしていくために、健康診断を活用していきましょう。

リアンアニマルクリニックでは、その子の状態に合わせた健康診断と、検査結果のわかりやすいご説明を大切にしています。健康診断の結果について気になることがある場合や、どの検査を受けるべきか迷われる場合も、お気軽にご相談ください。

 

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